日記

たまにつけたくなるが3日も続かない

現場記録とともに2022年を振り返る

1月

【現場】

  • 花組「元禄バロックロック/ The Fascination!」@東京宝塚劇場
    とにかく華やかな公演だった!花組は元々華やかなスターさんが多いけど、それをさらに引き立たせるような演目だったと思う。「元禄バロックロック」は、つかみの設定とビジュアル(衣装含む)が最強だった。まあ若谷先生の作品はいつもそうなんだけど。「The Fascination!」はかなり好みだった。やっぱりジャズ・オマージュの場面がすごく良くて、花組100年の歴史を感じた...とともに、トップ娘役をはじめとして顔ぶれが色々と変わって*1、新生花組を感じさせるショーだった。あと柚香&星風コンビの相性が思った以上に良くて、発表が出た時は驚いたけど上手いスライドだな〜〜と思った。
  • 月組今夜、ロマンス劇場で/ FULL SWING!」@宝塚大劇場
    月城さん&海乃さんの大劇場トップお披露目!!!!!私は人生初のSS席!!!!!1年ぶりのムラ遠征!!!!!卒論やばい!!!!!ということで冷静な記憶はないけど、とっっっっっても良い公演だった。「今夜、ロマンス劇場で」は、原作映画より宝塚的でロマンチックなお話になっていた上に、原作映画より面白い...と私は思った。やはり原作ありの小柳先生脚本は強い。月城さんはあれだけ顔が美しいのに全然普通のうだつの上がらない人っぽくてやはり芝居がうまいなーと思いました。海乃さんは超当たり役だなと思った、ビジュアル最高な上に強気な役が似合いますね。そしてなんといっても鳳月さんよ....なんかもう、とにかく上手い...。「FULL SWING!」は、実のところ月城さんの美しさに呆けていたためあんまり記憶がない...けど芝居とは違ってトップコンビの大人な魅力が出た公演だった。

【記憶】

卒論がやばかったが、1番やばい時にすべてを投げ出してムラ遠征*2をしたお陰で元気を取り戻し、なんとかなった。

 

2月

【現場】

なし

【記憶】

まじでない。何してたのかな????

カメラロールを見返したところ、ドヨンの写真とゲーム(ウマ娘刀剣乱舞無双)のスクショしか出てこなかった。2/1がドヨンの誕生日で、確か2/3とかに刀剣乱舞無双が発売されて3日くらいでクリアして、2/26とかにウマ娘の1周年キャンペーンが始まった気がする。教養がない月だったようだ。

 

3月

【現場】

【記憶】

ディズニーシーに行ったり、卒業式に出たりとなんだか大学生っぽいことをしていた。

 

4

【現場】
なし*3


【記憶】
免許合宿*4に行ったり、友達と旅行したりと大体の人が学生時代に済ませたであろうイベントを回収していた。

 

5月


【現場】

  • 雪組「夢介千両みやげ/ Sensational!」@東京宝塚劇場
    正直に言うと、”意外と”楽しめた公演だった。「夢介千両みやげ」は、BSとかでやってる昭和の人情時代劇が30分枠×3本あるようなものだと思って見るとまあまあ楽しめる...彩風さんも朝月さんも意外とハマってるし...けど綾鳳華さんの退団作でこの役はちょっとなあ...という感じだった。まあでもその分「Sensational!」では目立ってたからいいのかな。

 

  • 月組「Rain on Neptune」@舞浜アンフィシアター
    良い外箱だった。私は宝塚の外箱コンサートがあまり好きではないのだが、今回の構成はコンサート色が限りなく薄められていた...というより普通に芝居+長めのフィナーレだったのでありがたかった。芝居の方は、「元禄バロックロック」と全く同じ感想になるけども、つかみの設定とビジュアル(衣装含む)が最強だった。でもやっぱりフィナーレが良かった。若谷先生作品のいいところは、舞台設定が”そんなんオタクは好きに決まってる”なのと、衣装がいつも加藤真美先生なこと。月城さん&海乃さんって、大人っぽくて端正で古き良き宝塚的な魅力を持つコンビだと思うのだけど、今回はいつもとはまた違ったビジュアルで、でもとてもお似合いだった。月城さん&海乃さんの良さを損なわない、はっちゃけてない構成でありながらも、お化粧(LUNASOL協賛ということでいつもより淡い雰囲気だった)やライティングといったところで大劇場とは違う魅力を感じられる、良い外箱だったな〜

 

  • NCT127「’NEO CITY:JAPAN - THE LINK’」@バンテリンドーム
    2年ぶりの来日公演かつ初ドームツアー初日、全員ではなかったけど無事開催できて本当に良かった。ついでに私もアイドルファンとしての自我を取り戻すことができて良かった。公演内容でいうと、思い出補正はめちゃくちゃ入ってると思うけどTHE ORIGINの方が全然好みなんだよな〜〜〜、でもSTICKERのイントロの笛で会場が湧くという面白い体験ができるのは好き。

【記憶】
イリチル名古屋公演の次の日から海外旅行に行ったのだが、まあ楽しかった。ただイリチル東京公演を捨てて旅行を取ったので、5/29はクソ混んでるダブリン空港で「やっぱり東京ドーム行けばよかったかな...あと私飛行機間に合うかな...」とくよくよしたりはしてた。まあでも最終的に飛行機には乗れたし、イリチルは来年も単独で東京ドームやってくれると信じることにしよう。

6月


【現場】

  • ミュージカル「ガイズ&ドールズ」@帝国劇場
    超豪華メンバーのガイズ、公演中止が多かったけれど見られて良かった。望海さんのアデレイドが予想外にかわいらしかった。

  • NCT127「’NEO CITY:JAPAN - THE LINK’」@京セラドーム

 

【記憶】
引き続き海外でゴロゴロして、ルセラフィムのカズハさんが通っていたバレエスクールの建物に興味本位で入って30秒で逃げ出したりしていた。

 

7月

 

【現場】

  • 星組「めぐり逢いは再び Next Generation/Gran Cantente!!!」
    芝居は小柳先生全開という感じで、登場人物が多い!展開が早い!という感じでちょっと疲れるけど、色々な人が目立つし衣装可愛いし舞空瞳さんがとっっっっっても可愛かったので良し。退団される方々にもそれぞれ胸熱シーンがあったり*5、こういう言い方はあまりしないように心がけてるのだけど小柳先生はやっぱりオタク心をわかっておられる....
    あとレビューが良かった。礼&舞空コンビ主演のレビューがつまらない訳ないけれども、星組の暑苦しさとスパニッシュものは相性いいなーと思ったし、好みのショーだった。主題歌がなんか好き。

【記憶】

華の無職期間が6月で終了してしまい、労働者になってしまった。7月はずっと研修で、オンラインなのをいいことにサボりまくっていたので何も疲れることはなかったはずだけど、なんだか疲れていた。あと検査してないけどおそらくコロナにかかった。

 

8月

 

【現場】

  • NCT127 Fan Meeting@さいたまスーパーアリーナ
    マークの誕生日!と思ったら6人しか来なかったやつ*6。スクールコンセプトでドヨンが黒髪学ラン眼鏡でありがたかった。

【記憶】

8月も引き続きオンラインで研修だった。7月の研修はめちゃくちゃ楽だったのだけど、8月の研修はわりと大変だった...まあほどほどにサボっていたけど、研修の記憶しかないくらいには大変だった。あと花組を見に行くはずだったんだけど中止になってしまって悲しかった。帆純まひろさんが良い役をもらっていたので1回は見たかったなー。

 

9月

【現場】

  • 月組グレート・ギャツビー」@東京宝塚劇場
    これぞ月城かなとさんの男役芸の集大成!VISA公演だけあって衣装やセットも豪華!本当に良かった。前提として月城さんがかっこよすぎる。アイスキャッスルのシーンとか、本当に、かっこよかった...。ギャツビーって冷静に考えるとまあまあやばい人なんですけど、月城さんが演じるとなんかオッケーになってしまうという...。

【記憶】

月組が平日夜公演で、定時まで仕事してたら間に合わない、でも有給は使いたくない...ということであれやこれや細工して無事開演に間に合った、という記憶以外は本当にない。労働者になってからの記憶が薄いのでやはり労働は悪。

 

10月

【現場】

  • 義経千本桜」@東京国立劇場
    久しぶりの歌舞伎。歌舞伎の有名な作品ってまず話が面白くて、全然詳しくなくても話の面白さだけで見られちゃうとこある。台詞もわかりやすいし。中村米吉様が流石の可愛らしさだった。

 

11月

【現場】

  • THE BOYZ「THE BOYZ JAPAN TOUR : THE B-ZONE」@武蔵野の森総合スポーツプラザ 
    久しぶりにNCT以外の現場に行った*7。私は2020年くらいに突如THE BOYZ(のジュヨン)にハマった*8者で、ファンと言えるほどではないのだけど、デビュー当時から主な活動は一応把握してるしタイトル曲は全部わかるしだいたい好きだし、ジュヨンくんかっこいいからなんとかなるよね♡の気持ちでチケットを取った。ジュヨンくんかっこよかった。あと赤黒曲*9から始まり後半は爽やか曲になる構成もわりと良かった。セトリにないのは知ってたけどBloom Bloom聴きたかったな〜〜!!と思い帰り道にめちゃめちゃ聴いた。

 

今年インターネットの民を最もざわつかせた宝塚作品といえば、そう、ヅカロー。LDHとの異色のコラボというだけでなく、本編の前日譚でヒロインは夢小説の女(コブラの幼馴染で病弱)という新しさ。でも実際見てみたら、普通に宝塚のメディアミックスとして面白かった。LDHファンがあれを観てどう思ったのかは謎だけど、宝塚ファンは最初の大階段だけですでに大満足だった。原作の履修にはかなり苦労した*10のだけど、宝塚になると原作の苦手ポイントが解消される*11ため結構楽しめた。知っている役者が演じた途端に山王連合会の面々とかROCKYとかに愛着が湧き出したため、「LDHファンの人が原作見たらそりゃ面白いはずだ!」と思った。

あとショーも結構良かった。とてもオーソドックスで、この公演で宝塚デビューした方にもとっつきやすかった、のではないか。

 

2022年で1番良いSHOWだった。終わった後の興奮はだいたいTwitterに書いたけど、良いセトリだった...。当社比で席が良かったため、そういう意味でも思い出深い。

 

【記憶】

週一で現場があるという幸運な月だったため、中止にならないことだけを祈って生きていた。

 

12月

とにかく衣装部と舞台美術部の本気を感じた公演だった。

もうね、とにかく、衣装とセットすごかった。まさに壮麗。宮廷のシーンとか豪華絢爛すぎて目が眩むほど。オペラグラスで役者じゃなくて衣装やセットをまじまじと眺めてしまったのは初めて。

話に関しては、長編小説だからまとめるのは難しかろうと思うが、正直色々すっ飛ばしすぎていてわかりにくかったし、大河ドラマの総集編感があった。でも原作は面白そうなので読んでみたいなーとは思った。

そしてこの公演と切っても切り離せないのが、千秋楽後に報道された演出の原田諒のセクハラ事件。文春報道を信用する前提で書くと、劇団はひっそり処理(原田の解雇など)したかったようだけど、それにしてもこの発表の仕方は良くない...。

https://kageki.hankyu.co.jp/news/20221228_001.html

まあでも宝塚は超絶ファッキンジャパニーズトラディショナルコンサバティブカンパニーなので予想通りといえば予想通りでもある。

ジェンダー観など様々な価値観が10年遅れていることに定評があるけど少しずつでもアップデートしていってほしい。

 

 

 

*1:個人的には星空美咲さんと美羽愛さんのあげられ方に1番それを感じた。

*2:ムラ遠征が楽しかったのはいうまでもないが、それとくっつけて大阪の国立民俗学博物館に行ったのもとても楽しかった。10時から17時までいたが時間が足りなかったのでまた行きたい。

*3:本当は宙組「Never Say Goodbye」のチケットを持っていたのだが、免許合宿と被ってしまい泣く泣く父に譲った。

*4:4月は免許合宿に最適の月なのではないかと思った。閑散期で料金が安いし、天候も良い

*5:天寿さんと礼さん、音波さんが舞空さんの背中を押すシーンはもちろんのこと、その可愛らしさでひっそりと注目されていた華雪りらさんが冒頭で重要な台詞を!!!!!!劇場で観た時は驚きと喜びと驚きでひっくり返りそうになった。小柳先生ほんとうにありがとうございます。

*6:ライブならともかくペンミでは推ししか見てない人間なので、非常に良くない考え方だけど6人だから見やすかった...。

*7:最近2022年2月くらいまでのカレンダーの記録が吹っ飛んだので記憶が本当に怪しいのだが、多分2020年2月のぺくと以来な気がする。大きめの会場だと...300人くらいしか入っていなかったと思われる2019年の1THE9(豊洲PIT)かな...

*8:THE BOYZのオンラインコンサートが配信トラブルでスタートがめちゃめちゃ遅れた上に最終的にはVLIVEで無料配信になったことがあり、それを「トラブルすぎて可哀想w曲もメンバーも一応わかるし無銭ならちょっと覗いてみるかw」という完全なるゲス精神で見たところ、なんだか好きになってしまった。

*9:MaverickやStealerなど。

*10:U-NEXTに入るだけでまとめて見られるのでそこは簡単なのだけど、こう、精神的にね...。

*11:役者がわからない、歌い方が苦手、何を言っているのか良くわからない、ジェンダー観があまりにも偏っている、など